[Excel (365/2021)] SEQUENCE関数⇒数値の一覧(配列)を作成する
連続データ、数値の一覧を作成したいときにはSEQUENCE関数が使えます。ただし、この関数はExcel 365、Excel 2021に追加されたもので、Excel 2019など以前のバージョンでは使用できません。
この関数では、1行や1列だけでなく4行×5列のような配列として連続データが作成可能です。
構文
=SEQUENCE(行,[列],[開始],[目盛り])
※引数[]の部分は省略可能です。
引数 | 説明 |
---|---|
行 | 返す行数。列方向(横一列)に表示したい場合は1を指定します |
列 (省略可) | 返す列数 |
開始 (省略可) | 最初の数値 |
目盛り (省略可) | 増分(ステップ) |
例1
4行×5列で、1から始まる奇数の表を作成します。
構文: =SEQUENCE(行,[列],[開始],[目盛り])
奇数なので、[目盛り]を2にします。
=SEQUENCE(4,5,1,2)
例2
2024年1月1日から2日おき(3日ごと)、10日分の日付一覧を作成します。
注意:
表示形式が「標準」のままでは日付が上手く表示されません。
範囲選択して「標準」→「短い日付形式」に変更してください。
構文: =SEQUENCE(行,[列],[開始],[目盛り])
引数を整理します。
行: 10日分なので10行 → 10
[列]: 1列のみでOK → 1
[開始]: 表示形式を確認して → “2024/1/1" ※下記「ポイント!」を参照
[目盛り]: 2日おきなので次の日付は+3 → 3
ポイント!
ダブルクォーテーション「" “」が必要となります。
この関数では、引数は数値でなければなりません。"A"など文字列を入力した場合は「#VALUE!」エラーとなります。
例外として、"2024/1/1″や"2024年1月1日"は日付として認識されるため使用可能です。
式は次の通りとなります。
=SEQUENCE(10,1,"2024/1/1″,3)