[Googleスプレッドシート]スパークライン(ミニグラフ)を表示させる方法

2022年12月16日

Excelにはセル内にミニグラフを表示させるスパークライン機能のボタンがありますが、Googleスプレッドシートにはありません。スプレッドシートの場合は関数を使用して表示させることができます。

Excelでスパークラインを使用する場合

挿入タブ →スパークライン →グラフの種類を選択 →[スパークラインの作成]ダイアログボックス

Excel|スパークラインのボタン
Excel|スパークラインツール

スプレッドシートでスパークラインを使用する

構文
SPARKLINE(データ, [オプション])

データ:セル範囲を指定する。
[オプション]:
・省略可能。省略した場合、デフォルトの折れ線グラフが表示される。

SPARKLINE関数解説

・オプションはセル範囲(リスト形式にする)で指定することが可能。2つのセル(2列)を用意し左のセルに「オプション名」、右のセルに「設定値」を指定する。下図(縦棒グラフの例で使用)、セル範囲E9:F10がオプション。

SPARKLINE関数使用例。グラフ種類

オプションと設定値

折れ線スパークライン

オプションに何も指定しなかった場合、デフォルトの「折れ線グラフ」が表示される。
指定する場合は、「”charttype”,”line”」とする。

ymin縦軸の最小値
ymax縦軸の最大値
color線の色。”red”や、16進数のカラーコード(#3F85CE)で指定
※線の色は「テキストの色」でも変更可能
empty空セルの処理方法。zero、ignore
nan非数値データを含むセルの処理方法。convert、ignore
※nan (not a number)
rtlグラフを右から左に表示するかどうか。true、false
※rtl (right to left)
linewidthグラフの線の太さ。数値が大きくなると太くなる
折れ線スパークラインで使用するオプション
SPARKLINE関数使用例。折れ線スパークライン
SPARKLINE関数使用例。折れ線スパークライン

縦棒スパークライン/勝敗スパークライン

縦棒スパークライン:"charttype","column"
勝敗スパークライン:"charttype","winloss"

color縦棒の色 ※縦棒スパークラインは、「テキストの色」でも変更可能
lowcolor最小値の縦棒の色
highcolor最大値の縦棒の色
firstcolor最初の縦棒の色
lastcolor最後の縦棒の色
negcolorすべての負の縦棒の色
empty空セルの処理方法。zero、ignore
nan非数値データを含むセルの処理方法。convert、ignore
axis軸の表示。true、false
axiscolor軸を表示した場合の軸の色
ymin縦軸の最小値 ※勝敗スパークラインは除く
ymax縦軸の最大値 ※勝敗スパークラインは除く
rtlグラフを右から左に表示するかどうか。true、false
縦棒スパークライン/勝敗スパークラインで使用するオプション
SPARKLINE関数使用例。縦棒スパークライン
SPARKLINE関数使用例。縦棒スパークライン

積み上げ横棒スパークライン

“charttype","bar" で指定する。

max横軸の最大値
color1横棒1つ目の色
color2横棒2つ目の色
empty空セルの処理方法。zero、ignore
nan非数値データを含むセルの処理方法。convert、ignore
rtlグラフを右から左に表示するかどうか。true、false
積み上げ横棒スパークラインで使用するオプション